冬のダウンを“ダメにする人”と“長持ちさせる人”
〜知っておくべき素材の話と、お手入れの正しい選択〜
こんにちは
栃木県内の宇都宮市・栃木市・佐野市・さくら市・真岡市にて展開中。スーパーに併設された店舗も多く、お買い物のついでに気軽に立ち寄れあなたの街のクリーニング店クリーニングラヴァーレです。
ダウンは「ただの防寒具」だと思っていませんか?
冬になると、誰もが当たり前のように着ているダウンウェア。
しかし、その扱い方を見ると──
・シーズン終わっても洗わない
・湿ったままクローゼットへ直行
・圧縮袋にギュッと詰める
こんな“ダウンをダメにする三大行動”を平気でやってしまう人が意外と多い。
そして翌年、クローゼットから出してみてこう言うのです。
「え?なんでこんなにぺちゃんこなの?」
答えは簡単で、扱い方が間違っているからです。
そもそもダウンウェアは
命を守る防寒具として誕生した
という背景があります。
1930年代、登山家エディ・バウアーが極寒で危険な目に遭ったことから
「もっと軽くて暖かい服をつくろう」と開発したのが始まり。
──つまり、「ちゃんと扱えば長持ちする」し、「間違えると一気に劣化する」。
ダウンはそんな“性能がはっきり出る服”なのです。
ダウンとフェザーの違いを知らないと損をする
- ダウン:球状の綿毛。空気を含むプロ。軽いくせに保温力が高い。
- フェザー:芯のある羽根。弾力と形を支えるが、保温性はダウンほどではない。
この違いを知らないと、
「同じダウンなのに高いのはなぜ?」
という疑問にハマります。
高いダウンほど“ダウン比率”が高く、軽くて暖かい。
だけど繊細なので扱いも難しい。
ここは覚えておきましょう。
ダウンがぺたんこになる“本当の理由”
「まだきれいだから洗わなくていいでしょ?」
多くの人がそう言います。
しかし、これは大きな勘違い。
ダウンが劣化する原因の上位には、
**汚れでもシミでもなく“汗と湿気”**があります。
汗の塩分・皮脂・湿気が羽毛に絡まると、空気を含みにくくなる。
すると、ふくらみがなくなり、あの軽くて暖かいダウンが
ただの“重くて厚いジャケット”に変わってしまうのです。
ダウンのお手入れは「小さな習慣」の積み重ね
劣化を防ぐには、シンプルにこれだけ守ってください。
- 着た日は必ず風を通す(湿気を残すのが一番危険)
- 襟・袖口の皮脂は早めに拭く
- 保管は圧縮しない。不織布カバーを使う
これをやるだけで、来年のダウンの運命は大きく変わります。
逆に言えば、
「これをやらない人からダウンが死んでいく」。
それくらい大きな差がつく行動です。
家庭で洗う人が失敗しやすい“盲点”
最近は“洗えるダウン”が増えました。
洗濯表示にも家庭洗濯のマークが。
しかし、これで油断した人がやりがちなのが、
**「自宅で洗ってみたら失敗した」**というパターン。
ダウンは洗うよりも
乾燥が100倍むずかしい
と思ってください。
家庭洗濯でよく起きる事故
- 表面は乾いているが、中の羽毛が湿っている
- そのまましまう → カビ・ニオイ発生
- 羽毛が絡まり、ふくらみが戻らない
- ドラム式洗濯機の回転で生地が傷む
こうしたトラブルは、クリーニング店に毎年必ず持ち込まれます。
理由は簡単で、
家庭では“ダウンの中まで完璧に乾かす”のがほぼ不可能だからです。
プロは何をしているのか?
- 羽毛が動けるように洗いと乾燥の容量を調整
- 温度設定をコントロールしながら時間を管理
- 中まで乾いているか途中で確認
- 羽毛の寄りを整え、形を回復させる
特別なテクニックを使うわけではなく、
“ダウンに合った条件をひたすら守る”という地道な作業の積み重ねです。
その結果、
家庭では再現できない「ふくらみ」と「軽さ」が戻る。
これがプロと家庭の違いです。
高級ダウンは「買った瞬間から扱い方が決まる」
ポイントは、「面倒くさいことを最小限にする」こと。
きちんとケアしていると、むしろ手間が減ります。
●着たあとは風を通す
モンクレール、カナダグース、タトラス…。
高級ダウンになるほど、こんな特徴があります。
- 生地が特殊加工されている
- ダウン比率が高いので繊細
- キルト構造が複雑で乾きにくい
つまり──
高級ダウンほど、洗うリスクが上がる。
ここを理解していないと、
「高かったのに家庭洗濯で失敗」という悲劇が起きます。
だからこそ、高級ダウンを持っている人ほど
“どのタイミングで出すか”
が重要になります。
クリーニングは、
洋服の寿命を決める「投資行動」だと考えてください。
ダウンの価値は“冬の快適さ”だけではない
ダウンの羽毛は、食肉産業の副産物として採取されます。
つまり、私たちは“生き物からの恵み”を借りて冬を過ごしている。
この視点を持つと、
「汚れたら買い替えればいい」という発想は薄れていきます。
むしろ、
できるだけ長く、丁寧に使う。
その方が、洋服に込められた背景にも自分の行動にも誠実です。
ダウンは手入れ次第で10年以上活躍します。
適切なお手入れは、ただの“作業”ではなく
ダウンと自分の暮らしを良くするための選択なのです。
あなたのダウン、来年も“ふっくら”していますか?
冬の朝、ダウンに袖を通した瞬間のあの軽さ。
あれを来年も、再来年も感じたいなら──
今日からやるべきことは、思っているよりシンプルです。
- 湿気を残さない
- 汚れをためない
- 圧縮しない
- シーズン終わりに必ず洗う
- 高級ダウンはコースを選ぶ
特別な技術も、高価な道具もいりません。
必要なのは、
正しい知識と、少しの習慣だけ。
ダウンが“ただの服”から
“冬を一緒に乗り越える相棒”に変わる瞬間です。
クリーニングラヴァーレとは
1987年創業、栃木県宇都宮市を中心に、栃木市、佐野市、さくら市、真岡市でサービスを提供しています。私たちのクリーニング店は、スーパー内の店舗や併設店で、地域のお客様に愛され続けてきました。シミ抜きやお洋服のお直しを得意とし、ビジネスウェアやジャケット、コートなどのオシャレ着はもちろん、くつやバッグ、布団、毛布、ジュータン、着物など、特殊なクリーニングにも対応しています。自社で一貫して取り扱っているため、安心してお任せいただけます。地域密着型のクリーニング店で、丁寧な仕上がりと迅速な対応をお約束します。
この季節のお勧め
店舗一覧
宇都宮市
| テクノ清原店 所在地 :〒321-3222 栃木県宇都宮市野高谷町564-1 電話番号:080-7521-7692 営業時間:9時00分~19時00分 地 図 :Gmap |
| ヨークベニマル鶴田店 所在地 :〒320-0851 栃木県宇都宮市鶴田町1421-3 ヨークベニマル鶴田店併設 電話番号:080-7230-2363 営業時間:10時00分~20時00分 地 図 :Gmap |
| アピタ宇都宮店 所在地 :〒321-0101 栃木県宇都宮市江曽島本町22-7 アピタ宇都宮店内 電話番号: 営業時間:10時00分~20時00分 地 図 :Gmap |
栃木市
| ヤオハン大平店 所在地 :〒329-4421 栃木県栃木市大平町西野田152 ヤオハンNEW大平店併設 電話番号:080-7263-5868 営業時間:10時00分~19時00分 定休日 :水曜日 地 図 :Gmap |
| ヨークベニマル祝町店 所在地 :〒328-0052 栃木県栃木市祝町6-28 ヨークベニマル祝町店併設 電話番号:080-7473-6476 営業時間:10時00分~20時00分 地 図 :Gmap |




